愛撫の刑

 理佐ははぁはぁと苦しげに、グイッと強引に私の手を引いて、股間に導いた。
 小さい頃に見た弟のおちんちんより遥かに大きくて、「おちんちん」と可愛らしい名称で呼ぶのがはばかれるくらい、凶器にも思えた。いつも淫らな妄想世界に思い描いたものとは全然違った、迫力たっぷりのサイズに畏怖いふしてしまう。

 上半身は可愛らしい乙女で、下半身は雄々おおしく尖っている。矛盾した生態のちょっとした不気味さが、かえってエロチックに見えるのは私だけだろうか。
 こんな可愛らしい顔をして、下半身には凶悪な男性器を生やしているというのだ。恐いようで、どこか情欲を掻き立てられるものがある。今はえ難い屈辱より、抑えきれない情欲の方がまさっているのが自分にもわかった。

「ごめん」

 理佐はそう言うと、私にしがみつくように抱擁して、熱い息をこぼしている。
 このとき、理佐の獣な一面に触れた気がして、私はなんだか嬉しくなった。恐怖に感じたおちんちんが今では、愛でてあげたいくらい可愛いものに感じる。
 理佐は私の肩に顔をうずめたまま、こう言った。

「このまま、一緒に眠りたい」

 よほど顔を見られたくないのか、顔を埋めたまま、一緒にゴロンと横になった。きつく抱きしめられているせいで、太腿に理佐の大きくて硬いおちんちんが突き刺さり、はしたなくもムラムラしてしまう。
 悶々もんもんしている間に、私を抱きしめる力が弛んできた。理佐は本当に疲れていたらしく、寝息を立てはじめている。子供のようにあどげない寝顔を眺めながら、ある一点に視線を投げる。
 性に関して勉強熱心の私は魔が差してしまい、おそるおそる理佐の股間に触れてみると、雄々しく膨らんでいたおちんちんが、みるみる萎んでふにゃりと可愛らしいものになった。

 こうして見ると、彼女もなんだかんだ子供っぽくて、少年のような人だ。これを言うと間違いなく怒られるので、自分の中の感想に留めるが。
 部屋の電気を落として、理佐の高めな体温を感じながら、私もようやく眠った––––。

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3件のコメント

  1. Thanks, I wasn’t aware of that, I’m not on FB (and have NO plans to join) so, I did’nt know..

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  2. お久しぶりです!
    何度も何度も読んで楽しませていただいています。
    理佐葵の大人と子供コンビの初体験、楽しみですし
    ゆっかねんの奥手二人の恋路も気になりますし、
    てちがりかちゃんとテクニシャンねるのどちらを選ぶのかとても気になります!

    今大変な世界は状況ですのでさくらん坊さまもお身体にお気をつけてください。

    楽しみにしています。

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    1. >うに 様
      お久しぶりです。
      何度も何度もだなんて、ありがたい限りです。
      理佐葵コンビの初体験はどのタイミングでくるのでしょうか・・・
      はたまた、キャプ副キャプコンビの恋路はどうなることやら・・・
      平手はお姉ちゃんな梨加を選ぶのか、小悪魔ねるを選ぶのか果たして・・・
      乞うご期待!☆笑

      早速ではありますが、新作を更新しましたのでご笑覧くださいませ。

      0

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