愛撫の刑

 理佐ははぁはぁと苦しげに、グイッと強引に私の手を引いて、股間に導いた。
 小さい頃に見た弟のおちんちんより遥かに大きくて、「おちんちん」と可愛らしい名称で呼ぶのがはばかれるくらい、凶器にも思えた。いつも淫らな妄想世界に思い描いたものとは全然違った、迫力たっぷりのサイズに畏怖いふしてしまう。

 上半身は可愛らしい乙女で、下半身は雄々おおしく尖っている。矛盾した生態のちょっとした不気味さが、かえってエロチックに見えるのは私だけだろうか。
 こんな可愛らしい顔をして、下半身には凶悪な男性器を生やしているというのだ。恐いようで、どこか情欲を掻き立てられるものがある。今はえ難い屈辱より、抑えきれない情欲の方がまさっているのが自分にもわかった。

「ごめん」

 理佐はそう言うと、私にしがみつくように抱擁して、熱い息をこぼしている。
 このとき、理佐の獣な一面に触れた気がして、私はなんだか嬉しくなった。恐怖に感じたおちんちんが今では、愛でてあげたいくらい可愛いものに感じる。
 理佐は私の肩に顔をうずめたまま、こう言った。

「このまま、一緒に眠りたい」

 よほど顔を見られたくないのか、顔を埋めたまま、一緒にゴロンと横になった。きつく抱きしめられているせいで、太腿に理佐の大きくて硬いおちんちんが突き刺さり、はしたなくもムラムラしてしまう。
 悶々もんもんしている間に、私を抱きしめる力が弛んできた。理佐は本当に疲れていたらしく、寝息を立てはじめている。子供のようにあどげない寝顔を眺めながら、ある一点に視線を投げる。
 性に関して勉強熱心の私は魔が差してしまい、おそるおそる理佐の股間に触れてみると、雄々しく膨らんでいたおちんちんが、みるみる萎んでふにゃりと可愛らしいものになった。

 こうして見ると、彼女もなんだかんだ子供っぽくて、少年のような人だ。これを言うと間違いなく怒られるので、自分の中の感想に留めるが。
 部屋の電気を落として、理佐の高めな体温を感じながら、私もようやく眠った––––。

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