愛撫の刑

 私は膝立ちの姿勢になり、たまらないほどの羞恥を感じつつも、媚びるような動作でゆっくりとパンツを下ろしていく。理佐の舐めるような視線がパンツと共に下へと移動していく。

(あっ、やだ、パンツが……)

 小さい頃におねしょしてしまった私に怒った母がつまみ上げたパンツを思い出させるくらい、それはぐっしょりに濡れていた。
 くるぶしから脱げると、すかさず奪い取るように取り上げた理佐は「漏らしたらダメでしょ、小学生」と意地悪そうな笑みを浮かべて私をはずかしめる。

 振り回してきたり意地悪してくる度に「嫌いになっちゃいそう」と思う。なのに––––パンツを丁寧にたたんで脇に置く優しさを見せられると「やっぱり好き」と、乙女のように胸をときめかせるのである。
 理佐への陥落かんらくっぷりに自嘲するしかなかった。

 私は力なくぺたんと座って、上着のパジャマを下げて大事な部分を隠した。
 私の脳みそは、ますますとジュレ化して逆上のぼせていく。しかし、女王様がこれで満足するはずがなかった。

「足開いて」

 目を白黒させた私の口から「え」と、思わず頓狂とんちょうな声が出てしまう。

「聞こえなかった? 足開いて」

 容赦ない命令口調に気圧された私は、プルプルしたジュレ脳みそで懸命に現状整理する。

(ええと、足を開くということは、私の大事な部分が理佐に見られ––––)

「やだ、やだよ! できないよ、そんなの!」

 思わず語気を荒げて拒んだ。上半身の裸ならまだしも、下半身の、しかも最も隠したい部分だなんて。他の人にやすやすと見せるようなものじゃない。ましてや、誰にも見せたことはないのに––––。

「駄目? 触って欲しくないの?」

 それでも懲りずに、卑猥な誘導尋問を仕掛けてきた。私の太腿から付け根にかけて、理佐のてのひらがいやらしく這い回る。私の下半身は素直にもぴくぴくと震わせちゃうのが、悔しい。
 また、これだ。その、そそのかすような動きが、私の優等生の仮面を外し、イケナイ私を引きずりだそうとしてくる。

「こ、こんなこと……!」

 口では優等生らしい抵抗を訴えつつも、命じられるままに震える脚をそろそろと動かす。機械仕掛けのように、ぎこちなく開脚した。もちろん、パジャマは下げたままだ。アソコだけは死守する。
 ただでさえ、使い物にならないジュレ脳みそが沸々ふつふつと沸騰し始めて液体化していく。懇願こんがんするように、潤んだ瞳を彼女に向けた。

(これで、許して––––)

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