村重が「ぷいっ」と擬音をわざわざ口に出してそっぽ向かれた時、むっかぁ~と腹の底が煮え立つ思いだったがクールの仮面を被った。
久し振りのHKT48のメンバーとの仕事なのだが、会わない間に微妙に距離が出来てしまっている。こういう時はいつも村重が私に絡んできて、和ませる潤滑油の役割を果たしてきたけど、今はそれどころじゃなかった。きっとメンバー達にも間違いなく気まずい空気は伝わっているだろう。
いけないな、先輩の私達が後輩困らせてどうするのか、と思ったがどうしても負けられなかった。
上等、私だって折れないんだから!
燃えているさくらたんを見て、私達も先輩達にならって頑張らなきゃと奮起した後輩達であった。
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