尺八の刑

 重たしいおちんちんに片手を添えてみる。恐る恐る、口を開けて先っぽの部分を咥えてみる。

「あっ、歯立てるな!」

 慌てて優しく包み込むように咥え直した。少しずつ胴体を口に含んでいく。歯を立たせないように。大きさに顎がきしむ。

「んっ––––いい……いい」

 これ以上は進められなかった。胴体はまだ残っていたが、口が受け入れようとしない。それどころか、呼吸できなくて苦しい。おちんちんを吐くように離した。息を継ぐ。呼吸はひとしきり泳いだ直後のように乱れている。

はぁ、はぁ。

 呼吸を整えている私の頭に理佐の手が置かれ、おちんちんで私の唇をつんつんと突いた。

「ま、待って……」

 喋った隙に、ねじ込むように唇の間を滑り込ませられた。

「んっ、んん!」

 デリケートなおちんちんを噛みそうになるのを堪えて、口の奉仕に徹する。
 喉奥まで届き、異物感に思わずせる。一回離してくれた。呼吸を整えると、またねじ込んで来た。
 あまりの苦しさに涙が溢れ出す。それがまた理佐の嗜虐心を刺激したらしかった。口の中のおちんちんがピクピクと震えて膨れ上がった気がする。

「そう、もっと深く……」

 私の分泌過多した唾液でコーティングしていく。唾液が止めどなく流れ落ちていく。
 フェラは女側が主導権を握っているイメージなのに、握られていた。いや、おっきいおちんちんに支配されているのだ。この極太おちんちんに陥落しない女なんていない。
 繰り返すうちに苦しいはずの私は興奮を覚えていた。脳みそが苦しいと言っている。でも、心のどこかで嬉しいと言っている。

 口を無理やり犯されているみたいで、屈辱と恥辱が私を襲った。私のお口が、マイクに近づけて歌うアイドルの口から、おちんちんの性処理へと堕落してる。そう思うと、おびただしい量の愛蜜がアソコから分泌されるのを感じた。愛撫を受けた時や自慰している時とはまた違った、別種類の快感が胸を慄わせた。
 よだれが、愛液が、じんわりと奥の方から滲む。不慣れながらも懸命に口で奉仕する。

「んっ……んぐ……ぉ……」

 流石に息苦しくなって肉棒から離そうと頭を引いたところで、私の両耳上に置かれた理佐の両手が力を入れて私を解放しようとしなかった。

「んん! ……んぶっ!」

 頭が痺れだして、窒息しそうになった私は理佐の太ももを強く叩く。
 上目遣いで確認すると、理佐は唇を噛み締めている。頬がほんのり赤くなってるように見えた。心がキュッと苦しくなった。
 嬉しくなった私は理佐の押し付けてくる両手に反抗することなく、素直に懸命に口でしごいてあげる。苦しくて愛おしくてたまらない。

「アッ……」

 理佐から初めて聴く嬌声だった。慌てて口を抑えるないや、私を睨んできた。

(あれ、なんか、すごく可愛い……)

 理佐は八つ当たりするかのように、ぺちっと私の頭を軽く叩いた。それもかわいいな、と思ったのも束の間。
 幼子のような狭い口腔の感触にすっかり興奮した理佐は、腰を動かし始めた。喉奥を何遍も突かれ、私は死ぬんじゃないかと思った。

「ンッ、くそっ、んぅっ!」

 ますます出し入れの速さを増していく。私の口からよだれがだらしなく垂れる。さっきから私の耳を刺激してやまないずちゅずちゅと淫猥な音。息苦しさで朦朧もうろうしていく頭の中で、アダルトビデオのジャンルタイトル「イマラチオ」の文字が浮かんだ。

 酸欠なのか、頭が痺れだす。苦しかったが、理佐が興奮してくれてると思うと嬉しくて、彼女のくぐもった呻き声を聴きながら私は我慢して更に肉棒を呑み込んでいく。

「美味しそうにしゃぶっちゃって……嬉しいんでしょ、こうされるのが。キモ」

 そうやってぼろかすに言ってくるのが、余裕のなさを訴えているようで私は嬉しくなる。 

「濡れちゃってんでしょ、いいよ、自分でシなよ変態!」

 いやいやと顔を振りながらも体は正直で、手は逸るように股間に持っていった。パンツは当然ながらぐっしょりだ。

「エッチなビデオでお勉強だなんて、優等生ぶっちゃって」

 そうです、私はド淫乱な生徒です。授業中もエッチなことばかり考えがとまんなくて、かろうじて点数はキープしてるけど、私は理佐に「いい子」と褒められるのが何よりも嬉しいいけない子です。

 これを親に話したら、目を回して卒倒するに違いない。私のアソコが一瞬、ヒクついた。
 理佐の息遣いが荒くなったかと思えば、スラリとした太ももが震えだした。我慢の限界を告げているらしい。

「んんっ! ダメッ!」

 私を強引にペニスから離した。私の口は濃密な唾液で塗れていた。やっと開放されたという気持ちと同時に、切ない気持ちになった。

「ほら、早く! お口あーんして!」

 強めに命令されて、思わず言われるとおりに口を開けると、理佐の肉棒の先っぽから私の口をめがけて白い液体が噴出した。

「きゃっ……!」

 苦い味が広がり、思わず吐き出す。チーズのような、磯のような、居た堪れないほど凄まじい薫りが鼻腔いっぱいに広がる。理佐が私に興奮して放出した液体だ。なんだかエッチな味がする。うっとりと口の中でまだ残ったエッチな汁を味わうように、撹拌かくはんする。
 またひとつ、理佐の色に染まったようで嬉しくなる––––。

 理佐は精液の残滓ざんしを出し切ったあと、ぐったりと崩れるように腰を下ろした。苦しげな呼吸を繰り返しながらも瞳はトロンとしてて、ちょっと潤んでいた。彼女は恍惚とした表情のまま、しばらく動かなった。

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2件のコメント

  1. こんにちは
    最近こちらのサイトさまを見つけまして、一気読みしてしまいました。
    欅坂の百合が読みたいと思い探していたところ、運命の出会いを果たしました。

    自分でもあれなのですが、かなり歪んだ性癖と申しますか(笑)、どストライクです。

    これからの更新も楽しみにしております。

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    1. >うに 様

      はじめまして。
      「運命の出会い」だなんて光栄なお言葉、大変恐縮でございます。
      たくさんの歪んだ性癖の持ち主がお読みになってるようなので、
      こちらもどんどん性癖を刺激したく執筆してまいる所存です^^ 笑
      ありがとうございます!引き続きよろしくお願いいたします。

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