平手side
イライラしている理佐を横目に、次のコーナー「ちん子ちゃんとまん子ちゃんとさわさわ&にぎにぎ撮影コーナー♡」へと急ぐ。身を焦がすような情熱に駆られた私は足を速める。
撮影会場は庭だった。池の上に男性器と女性器らしき形取った岩が突き出している。男性器の先から、女性器の真ん中から富士山の湧き水を出しているらしい。ちん子ちゃんが台の上に乗って解説をし始めた。
「見てください……あの、きのこさんとあわびさんの前で撮ると、元気になるそうです……」
(きのこさんとあわびさんって可愛らしいなあ……)
「はい! ちゃんと一列に並んでくださいね~!」
蝶ネクタイの人が大きな声を出して皆に呼びかけている。私は前から数人目だった。理佐はこの企画には消極的らしく、後ろの方で不機嫌な表情を浮かべながら立っている。1番目のおじいちゃんがよぼよぼとよろめきつつ、台に上がる。
「ちん子様じゃ……美しいのお……」
おじいちゃんはちん子ちゃんを拝むように言った。
「ありがとうございます。では、失礼しますね……」
「おほうっ!」
ちん子ちゃんがおじいちゃんの股間に優しく触れだしている。嫌だった。ズボンの上とはいえ、ちん子ちゃんが他の人の股間をまさぐっているなんて。嫉妬と羨望がこみ上げてくるのを感じた。
「うおおおっ、8年元気なかったワシの息子が鬼のように漲っておるぞ!」
おじいちゃんの股間が電流にでも撃たれたように跳ね上がっている。
「バコーン! 写真撮りますよー
ずっとお風呂入ってない女性の股間の匂いは~?」
「チーズ!」
パシャ、とシャッターの音が切られる。
「来てよかっただよ……ちん子ちゃんは天使じゃ……」
「良かったです。またね~」
次から次へと、ちん子ちゃんが見知らぬ人の股間を触る光景を見せつけられた私は気が触れそうだった。順番がようやく私の番に回ってくる。
「あっ……大丈夫ですか?」
申し訳ないやら嬉しいやら、ちん子ちゃんは私を気にかけているようだった。
「一応、私の部屋に連れたけど……散らかってたでしょ。ごめん、ね」
なるほど、さっきのはちん子ちゃんの部屋だったのか。
「いえ! 大丈夫です、すみませんでした」
「ふふっ、よかった」
ちん子ちゃんは私を見て、はにかむように笑った。彼女を見てると私の中にある嗜虐性をくすぐられる気がして、困らせたくなった私は意地悪してみる。
「あの……きのこさんとあわびさんって、なんですか?」
ちん子ちゃんは顔を赤く染めて俯いたまま、私の股間を指差した。
(はぁ、なんて可愛いんだ……たまんない)
「では……し、失礼します」
目と口をぎゅっと固く閉じながら私の股間を弄っている。
「はぁ……」
慈しむマリア様のごとくフェザータッチ。直に触れられているわけでもないのに、股間が熱を帯びてきている。すると、他の人たちとは違う動きをしてきた。触れている手に力を入れてきてるように感じた。
「アッ……」
思わず嬌声を漏らしてしまい、口を塞ぐ。
「んんっ! っふ……」
(どうしてそんなに挑戦的なの……ちん子ちゃん……?)
ズボンの上からなのに私はなぜ、天国に連れてかれそうな、官能な快感に悶えているのだろうか。猛烈な快感が背筋を這い上がり、下半身がワナワナと震えだす。
「バコーン! 写真撮りますね! ずっとお風呂入ってない女性の股間の匂いはー!」
「チーズ!」
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☆ ヘ ブ ン 状 態 ☆
プッシャァァ!(友梨汁ブシャー)
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シャッターが切られた瞬間、私は一気にオルガスムに昇りつめた。ちん子ちゃんに体を預けながら、全身を震わせる。薄れていく意識の中で、ちん子ちゃんが耳元で囁いた。
「友梨奈ちゃん……私の部屋に行こう?」