ロストヴァージン

 ブラジャーのホックを外す。上手く外せたのがかえって、緊張を生んだ。ブラジャーを上に押し上げると、夢に見た梨加ちゃんの乳房がぶるんとゼリーのように揺らしながら登場する。
 白い乳房のてっぺんには色素の薄いピンク色の乳首が露わになる。「やだ……」と、漏らす梨加ちゃんは、顔の部分だけ火がついたように真っ赤になっていた。
 好きな人の生乳を前に、生唾を飲み込む。色白の乳房に手を置くように触れる。とても柔らかく、軽く揉んだだけで私の指はあっさり沈む。

 乳房も魅力的だったが、乳首のお誘いに堪えきれず、キスする。そして、赤ちゃんに戻ったように吸い付く。そんな私の頭を優しく撫でてくる手が心地よかった。

「私だけじゃ恥ずかしい……友梨奈ちゃんも脱いで」

 言われる通り、シャツを脱いでブラジャーも外す。自分の裸を見られるのが恥ずかしかった私は脱いだ後、すぐ梨加ちゃんに飛びついて、抱きしめる。梨加ちゃんは「わっ」と声をあげてびっくりしたような顔をして、それからくすくす笑いだした。

 しっかりと抱きしめ合い、互いに相手の体温を感じ合う。肌と肌との触れ合う感覚は言葉に言い表せないくらい、こみ上げてくるものがあった。このまま意識を失うんじゃないか、と思うほどだった。
 梨加ちゃんの筋肉があまりついてない柔らかな肌は抱きしめれば抱きしめるほど、私の身体が食い込んでいく。

(おっぱいの次は……次は……)

 梨加ちゃんを抱きしめたまま、愛撫の手順を考える。

(駄目だ、わからない……)

「ごめん、私。初めてだから、わからなくて……次はどうしたらいい?」

 顔を上げて、素直に聞く。梨加ちゃんはきょとんとした様子だったが、笑顔を浮かべて私を撫でながら答えてくれた。

「ズボンを、脱がして……」