9月24日。この日は、@JAM×ナタリーEXPO2016が開催されていた。
このフェスイベントには、数々のアイドルグループ、アーティストの方々が参加していた。世間的に認知されていないようなのから著名な方々まで勢揃いで、身が引き締まる思いだ。我ら欅坂46は、4月にデビューした新グループにもかかわらず〝旬のアイドル〟としてメディアの引っ張りだこで、常にカメラフラッシュを焚きつけられていた。当然、周りからの視線も痛いほどに集まる。
知名度はさほど高くなくとも、私より上手に踊れる子、可愛い子は山ほどいる。私は人気と実力とのギャップを埋めきれていない現状にすごく焦るし、自己嫌悪にも陥ってしまったりする。そして、私と年齢が一番近い平手に敵うようなセンス、スキル、魅力はなく––––どんどんと遠い存在になっていく。
私たち欅坂46は思い悩む余裕がないくらい、何もかもが目まぐるしく動いていた。ついていくのに必死だった。とにかく、目の前の物事をこなしては〝よくできました〟の評価を頂くことに精一杯だった。しかし、少なくとも私はこういった機会を「刺激になる」と前向きに考えられるようにはなった。
かつては平手に対して感じた嫉妬や羨望も今はすっかり薄れた。むしろ、尊敬の念が湧き上がっているくらいだ。
(ちょっとは成長できたかな、私)
顔を上げる。自信はまだない。けど、闘志はある。心は欅と共に。
+1
こんにちは
最近こちらのサイトさまを見つけまして、一気読みしてしまいました。
欅坂の百合が読みたいと思い探していたところ、運命の出会いを果たしました。
自分でもあれなのですが、かなり歪んだ性癖と申しますか(笑)、どストライクです。
これからの更新も楽しみにしております。
>うに 様
はじめまして。
「運命の出会い」だなんて光栄なお言葉、大変恐縮でございます。
たくさんの歪んだ性癖の持ち主がお読みになってるようなので、
こちらもどんどん性癖を刺激したく執筆してまいる所存です^^ 笑
ありがとうございます!引き続きよろしくお願いいたします。