顔を上げた織田の愛液で塗れている顔に、ぞくりと心が昂ぶると。
「っはぁ……あっ」
私の秘裂に指をあてがわれた。一年ぶりの織田の到来を待ち焦がれていたかのように、淫乱にも膣口をヒクつかせている。望み通りにと、奥までずぶずぶと指二本を進ませてきた。膣がキュッと窄まる。
「きっつ、そんな嬉しそうに締めなくても」
私は愛おしそうに半開きの唇から舌を出した。織田は目を細めてキスしてきた。
互いの熱っぽい視線を絡み合わせたまま、情熱的に舌を絡ませた。目をとろんとさせ、私の唇からだらしなく涎が溢れでても、頭がおかしくなりそうな今、恥じらいなど感じる余裕がない。
息継ぎに離れて、私の涎を拭ってくれると、耳元でいやらしく囁いてきた。
「私だってずっと我慢してたよ。今まで焦らした分、私の好きなようにするからね」
私は返事代わりに熱いため息を洩らした。
「さ、美愉。動かすよ」
律動に備えて、指が後ろへと退がり、よーいどんの準備をしている。さあ、一足早い除夜の鐘の始まりだ––––。
「わ、私を好きにして! 織田の好きにされたい!」
「はぁ、美愉。可愛い。たまらなく、可愛い」
織田は真剣な顔で私の目を覗き込んで、アソコを蹂躙するようにピストン運動を開始する。まるで、寂しい同棲生活を帳消しするかのように。
(そんな顔、見せられちゃ、私……)
私のボリュームあるおっぱいがプルプルとプリンのように震え動く。結合部から鳴る淫らな音が部屋に響き渡る。
グチュグチュグチュ。
「やだっ、やだっ、やあん! だにぃ、もう……ああっ!」
グチュグチュグチュ。
「そんな激しっ、はぅっ、あぁああっ、ひゃぁあぇっ! 壊れちゃうっ!」
グチュグチュグチュ……。
「いいっ! ううっ、あああっ! 駄目ぇ! おかしくなっちゃう! 抜いてぇ!」
私が泣き叫んでも、御構い無しに突いてくる。
「好きにしてって言ったでしょお」
指を突き入れるピッチを速めてきた。同時に、私の淫声が甲高くなっていく。パチュパチュ、と淫らな水音を搔き消すほどに。
頭の中に靄が立ちこめていく。私はもう駄目だと観念して目を瞑り、全力でしがみつく。全身で織田を感じる。
ぷしゃああああ……。
「いやああああああぁ」
堪え難い快感に私の秘裂からとうとう、愛蜜をしぶかせてしまった。オーガスムに達して、びくびくと痙攣を繰り返す。全力から力が抜けて行き、本を持つ握力すらままならなかった。
この時、有り得ないことなのに、織田の子を妊娠したような錯覚さえ覚えた。それぐらい、これまでで一番凄まじい性交だった。虚ろな視線を宙にさまよわせ、半ば夢心地のまま意識が遠のいていく。
嗚呼、ハレルヤ––––。
私を蹂躙していた織田が白濁した愛蜜に塗れた手で、本を持ち上げて続きを音読した。
「白目ひん剥いて、アクメの悦びに溺れ––––」
私は天国に連れてかれたと思った。
いつも読ませていただいてます!
寝る直前に読んで目が冴えました笑
自分が見つけられてないだけかもしれませんけど、オダナナの裏って意外と(?)少ないのでめちゃ嬉しいです笑
>risco さん
はじめまして!
あらあら……寝不足にさせちゃってごめんなさい♡フヒヒ
確かにオダナナの裏あまりないですよね!と自分も思ったので、今回書かせて頂きました!喜んで頂けたなら光栄です。
引き続き、宜しくお願いします(^^)
いつも読ませていただいてます。
『もう他の男性の躰では満足させないように、彼女を情慾を火だるまにする—-』この一文に痺れました!
歪んだ深すぎる愛、良いですね。
それもまたオダナナとスズもんらしいかなと。
最高な作品をありがとうございます‼
>sysm さん
いつもありがとうございます。
あああ、それはですね。実は、作中ですずもんが音読している文は実在している官能小説から引用しているんですね。とはいえ、丸ごとは流石にマズイのでちょこちょこいじってはいますが。・・・ということで、いずれ自分も痺れるような文が書けるように精進します!
歪んだ愛が好みでしょうか?実はそのネタも温めてあります!いつかは出しますので、その時はぜひ、悶えてくださいませ♪
ありがとうございます、そう言っていただけるなんて光栄です!